もくじ
顔ヨガ(フェイシャルヨガ)について
本記事では、顔ヨガのポーズについてご紹介していきます。その前に、顔ヨガとは何か、簡単に触れておきましょう。
顔ヨガとは、顔の表情筋をたくさん使って、筋肉を引き締めたり、ストレッチさせたりするお顔のヨガです。
表情筋は小さく数が多いという特徴があり、短期間で効果が期待できます。
変化を楽しむために、定期的にご自身のお顔の写真を撮り、比べてみて下さい。
顔ヨガを行う時の注意点についてもおさらいしましょう。
- 思いっきり行う
- 呼吸を止めずに行う
- 慣れるまでは鏡でチェックしながら行う
顔ヨガに関する詳細は、「顔痩せに効果抜群「顔ヨガ(フェイシャルヨガ)」とは 」でご紹介しておりますので、是非ご覧になってください。
では、顔ヨガのポーズの解説に入っていきましょう。
下瞼のむくみに効く「ムンクの顔」とは?
ここで紹介するポーズの名前は、「ムンクの顔」です。
…かの有名な画家の絵が思い浮かびますね(笑
どのようなポーズか、写真で確認しましょう。
確かに、「ムンクの●●」的な顔ですね。
口を「お」の口にして、目線を真上、天井の方へ向けて、目の下が伸びていくのを感じます。真ん中に寄せて、その後、逆にぱーっと開いていくわけです。
では、このポーズをすると、顔にどんな良いことがあるのでしょうか?
効果
効果と効能
このポーズを行うと以下のような効果があります。
- 目の下のたるみやむくみの解消
- 目の下のクマを解消
- 顔のストレッチ
口を「お」の形にして鼻から下が伸る力と、目線を上げる力が、ちょうど目の下あたりで拮抗することで、目の下あたりが伸びます。それによる効果として、目の下のむくみの改善や、クマの解消などがあるわけですね。
また、顔の筋肉を上下方向に引っ張り合うことにより、表情筋を気持ちよくストレッチすることもできます。
どんな時にやると良いの?
このポーズは、次のような悩みを感じている時に行うと、悩みが少しずつ解消されます。
- 目の下がたるんでいる
- 目の下にクマがある・クマが黒ずんできた
- ほうれい線が目立ってきた
1日の中で行うタイミングとしては、朝起きた時と、お風呂から出たあとに行うと良いです。朝に寝グセを、夜に一日の表情グセを解っていきます。
また、「ながら」できるのが顔ヨガの良いところです。トイレに入ったら反射的にこれをやる、お風呂に入りながらやる、お湯が沸くのを待ったり、煮物が煮えるのを待ったりしている時にやってもいいです。
どの程度やると良いか
1回につき、目線を天井に挙げてから10秒ほどキープします。これを2、3回ほど行うと良いでしょう。
使っている筋肉
次の画像は、顔の表情筋を分かりやすく示しているイラストです。
「ムンクの顔」では、「下眼瞼筋」という、目の下にある筋肉(写真では赤く塗られている部分)を伸ばします。
「くちゃくちゃぱっ」のポーズ
では、ポーズのやり方を見ていきましょう。
やり方
- 姿勢を正して、顔は正面。肩の力を抜き、背筋をまっすぐに伸ばす。鏡が顔の正面にくるよう鏡を持ちましょう。
- 口を「お」の形にして、鼻の下を伸ばします。ほうれい線が消えているかどうか、鏡を見てチェックしてくださいね。
- 顔は正面、顎が上がらないように注意しながら、目線だけゆっくり上にあげます。鏡を少しずつ上にスライドさせて、それを追うようにし、最終的に真上の天井を見るくらいに上げて下さい。
- 10秒間キープします。キープしたら、目線を正面に戻して、口を閉じます。
「お」の口の形、目線を上げるやり方が身についてきたら、鏡を外して練習してみましょう。
ポイントと注意点
- 目線を上げる時に、額に皺を作らないようにする
- 瞼の下がぴくぴくするくらいにしっかり伸ばす。
- 顎関節症の人は、口の開きを小さくする。
- 顎関節症の人、体調が優れないという人は、目線を上げすぎず、安定した位置に保つ。
他のポーズとの組み合わせ
「ムンクの顔」は顔の筋肉をストレッチさせるポーズなので、表情筋を鍛えたり縮めたりするポーズの後に行うと、縮める・伸ばすのバランスが取れて効果的です。
顔全体を中央に寄せる「くちゃくちゃぱっ」や、頬をリフトアップさせる「ビックリスマイル」の後に行うと良いでしょう。
くちゃくちゃぱっの詳細はこちらの記事で紹介しています。
いかがでしたでしょうか?
顔ヨガのポーズの中でも特に変顔度の高いポーズで、少し恥ずかしいかもしれませんね。
でも、瞼の下のむくみ、小顔効果など、うれしい効果があるポーズですので、変顔していることなんて気にせず、思いっきりやっちゃってください!
写真・表情筋画像提供:顔ヨガ協会
イラスト(ムンクの顔)制作:aki