一般的な歯磨き粉といえば、着色料で色がつけられたものや、発泡剤でよく泡立ち、研磨剤が入っていて歯をツルツルにするものが多いです。しかし、それらを私たちの人体にできれば入れたくないと思う人も増えています。今回はそんな方におすすめーガニック歯磨き粉を紹介します！
外国のオーガニック認証を学びましょう
食べ物では有機JASという農林水産省が定めるオーガニックオーガニック認証がありますが、日本ではオーガニック化粧品に関して法律上のルールが定められていません。化粧品の中にはいる歯磨き粉に関して、現在日本で展開されているオーガニック歯磨きは外国のオーガニック認証のマークが付いているものも多いので紹介します。
有名なフランスのECOCERT（写真左）やCOSMEBIO（写真右）がパッケージについているか。その他にも、ドイツ化粧品医薬工業企業連盟BDHIや、BDHIナチュラル化粧品の中でさらにオーガニックルールが定められたNaTrueなどが有名です。イタリアですとICEAなどがあり、ヨーロッパで認証機関が多く確立されていますね。シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法を利用したdemeterというマークがあり、日本でも人気があります。オーストラリアもオーガニックは盛んで、オーガニックの認証基準ACOがありますよ。
歯磨き粉もヴィーガン対応のものが増えてます。
肉や魚だけでなく、乳製品なども口にしないヴィーガンという方が増えて来ていますね。ヴィーガンの方の中には、食べ物だけでなく化粧品などの原料にも動物性のものが使われていないかを確認する人もいます。例えばゼラチンなどは化粧品にとろみをつけたりする際に使用されることもありますが、NGです。
フッ素の有無についても気にしたい。
歯医者に行ってフッ素を歯に塗って虫歯をちゃんと予防しているというのが歯のケアとして確立されていますよね。WHOが定める適当なフッ素摂取量は年齢によって変化します。6歳未満など小さい子供は高濃度のフッ化物入りの歯磨き粉を飲んでしまう場合も考慮して、大きくなってから使うとというのも一つの考えです。また、フッ素濃度が載っている歯磨き粉もあるので、年齢に合わせて選んでいくのも大切ですね！
おすすめのオーガニック歯磨き粉
オーガニック認証を獲得したオーガニック歯磨き粉を紹介します！
・ドクターブロナー
ドクターブロナーは人・環境・地球に優しい製品を世に送り出すオーガニックブランド。
ドクターブロナーのトゥースペーストPE（ペパーミント）は爽快な香りでお口も気分もリフレッシュさせてくれる100%オーガニックの歯磨き粉です。ココナッツオイルをベースにした石鹸成分の歯磨きで、虫歯を予防し、歯垢や歯石、口臭を防ぎます。無農薬有機栽培のオーガニックにこだわった歯磨き粉なので、小さなお子様から大人の方までご家族全員でご使用いただけます。
ドクターブロナー
・WELEDA（ヴェレダ）
オーガニックブランドとして人気ナンバーワンのWELEDA。
WELEDAのアイテムは全て
NATRUE認証済み。こちらは、天然の研磨剤を配合した、デリケートな歯にやさしいオーガニック歯磨き粉で、
爽やかなミントの香りが心地よいジェルタイプとなっています。少量でもさっぱり磨けると人気です。
WELEDA（ヴェレダ）
・シンピュルテ
ジョンマスターオーガニックが作る歯磨き粉。
オーガニック認証コスメビオを取得しているだけでなく、酸性に傾きがちな口腔内バランスをpH8.1という弱アルカリ性にしてくれ虫歯予防もしっかりしてくれます！研磨剤での歯や歯茎のダメージが気になる方は、海塩のスクラブでブラッシングするソルトタイプもオススメします。
シンピュルテ
・ネイチャーズゲイト
フッ素フリーの歯磨き粉の人気ブランド。
フッ素化合物が入っていないので、お子さんに使うのに気にしているお母さん方にもオススメします！食品にも使用される天然成分の重層と炭酸カルシウムで、歯と歯茎の汚れをしっかりと落とすところも長く愛されている秘密です。
ネイチャーズゲイト
・ロゴナ
キッズ歯磨き粉の展開も豊富なドイツブランド。
BDIHの厳しいナチュラルコスメの基準を満たし、ヴィーガン歯磨き粉でもあります。エキナセアや緑茶エキス、クローブオイル（丁子油）などのハーブで洗浄します。自然療法では歯が痛いときにクローブを歯茎に刺したりしますよね！研磨剤不使用のジェルタイプは伸びが良くて、私も長く愛用しています。
・ドクターハウシュカ
バイオダイナミック農法を取り入れた歯磨き粉が登場！
合成の保存料・着色料・香料と鉱物油不使用、自然原料等の品質基準を定めた「NATRUE」または「BDIH」の認定を受けたオーガニック歯磨きです。 スースー感がにがてな方は、メントールフリーもあるのでオススメです！
・メイド・オブ・オーガニクス
「ACO（オーストラリアン サーティファイド オーガニック）」の認定を取得していて、天然由来成分100% かつ95％以上がオーガニック成分で作られている製品のみが取得できる厳しい認証機関です。
発泡剤・増粘剤フリーなので、泡にごまかされず丁寧に歯磨きができます。妊娠中の方は食べ物に気をつけると思いますが、歯磨き粉も合成化学剤不使用のものを選んで、歯医者さんに行っても妊婦さんはできない治療もあるので、口内ケアをしたいですね！
メイド・オブ・オーガニック
・ラヴェーラ
オーガニック認証だけでなく、環境保護や天然資源の保全活動を積極的に行う企 業・ブランドに贈られる賞GREEN BRANDにも認定されたブランド。
ラヴェーラはラテン語で「真実」という意味で、「すべての人の真実のオーガニック化粧品でありたい」という願いから生まれたドイツオーガニックコスメブランドです。鉱物油や合成の保存料・着色料・香料は不使用で、海塩やエキナセア、キシリトール・プロポリスを配合しています。ハーバルペーストでむし歯の予防をしていきます！
アーユルヴェーダの歯磨きにも挑戦！
アーユルヴェーダなどインドの民間療法が日本でも流行っていますね。ヨガをやっている方ですと、インドやスリランカの民間療法アーユルヴェーダの考えなどを学ばれた方をもいらっしゃるのでないでしょうか？一般的な歯磨き粉よりも、多くの種類のスパイスを絶妙に配合してあるタイプが多いです。西洋医学より予防の要素が強く、自然由来の植物をたっぷり使ったアーユルヴェーダ歯磨き粉を紹介します。
・SUPIRIVICKY
伝統的なハーブで磨く歯磨き粉が大人気！
合成着色料・合成香料・甘味料・発泡剤フリーでガルシニア、ブラックペッパー、ミロバランノキ、アンマロク、マダン、スパニッシュチェリー、甘草、シナモンオイル、ウマノスズクサ、ブピラ、ピラ、クローブオイル、フクジンソウなどスパイスがたっぷりです。使い心地はスパイスが少しピリッとしますが、さっぱりして最高です。スムドゥというSUPIRIVICKY（スピリヴィッキー）よりもう少しスパイス感の強いタイプも次に使ってみるのもおススメです！
歯磨き粉ではないですが、アーユルヴェーダではよく舌を清潔にすることも健康の秘訣と言われていてこんなアイテムもあります。
・タングスクレーパー
朝起きたての口のなかのネバネバ、口臭の原因となる舌苔をスッキリ取り除けますよ！アーユルヴェーダ的にはアーマ（未消化物）を取除き健康的に美しくなれることが期待できます。
タングスクレーパー
歯ブラシも環境に優しいものを選ぶ
エコ素材の歯ブラシも登場しています！
・Humble Brush
スウェーデン生まれのHumble Brushは、歯医者さんの指導・監督のもと、製造されています。
ブラシ部分には世界で最も生分解性の高いナイロン６と呼ばれるナイロンを使用していて、持ち手部分には竹材が使用されているので、燃やすと有害となる毒素が放出されることもないという環境に配慮された歯ブラシです！
Humble Brush
・The Environment Tooth Brush
柄の部分はフェアトレードの竹を使用した歯ブラシ。
竹炭ブラシは、一般のブラシよりも防湿効果と抗菌性が高いので口内の菌の繁殖を抑えることにもつながります。使われる孟宗竹は草の仲間であり、木を切らなくて済み、世界で成長が最も早い竹の一種でもあるので、パンダはこの孟宗竹を好まず彼らの食料を取ることにはなりません。
The Environmental Tooth Brush
オーガニック歯磨き粉を症状やタイプ、年齢に応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。アーユルヴェーダの考えに基づいたオーラルケアも取り入れるのもおススメです。歯ブラシも環境配慮などを意識して選びたいですね！
