子供のポーズの効果
- 疲労回復
- 肩こりの緩和
- 背中と首を緩める
- ストレス軽減
- 気持ちを落ち着ける
- 脳を休める
- 股関節、太もも、足首の優しいストレッチ
大変シンプルで簡単なポーズですが、心と身体を休めてくれる大切なポーズの一つになります。
パワフルなポーズの合間の休息のために用いたり、心身が疲れていると感じる時に行ってみてください。
筋力をほぼ使わないリラクゼーションポーズですので、年齢や経験を問わず、誰もが気軽に練習できます。
心がざわめく、イライラしてしまう…そんな時にもこのポーズはオススメです。
額を床に置き、前頭葉を軽く刺激することでメンタルの調整にも役立ちます。
また、ヨガの練習において、とても大切な「呼吸」を観察するのにも適したポーズになります。
マットと自分の顔の間にできた小さな空間で、自分の呼吸をじっくりと観察し、感じることができます。
このポーズに入った瞬間の呼吸が、しばらくホールドしているうちに穏やかに柔らかい呼吸に変化してゆくのを実感できることでしょう。
やり方
STEP1 正座に座り、両膝を腰幅程度に開きます。
STEP2 呼吸を吐きながら、お腹を太ももの間に埋めるように上体を倒していき、額を床に下ろします。
お尻はかかとの上にのせたまま、背中や腰の力を抜いていきましょう。
STEP3 両腕は肩の付け根から力を抜ききり、掌が天井を向くようにして体の横からわずかに離して床に下ろします。
STEP4 マットと自分の顔の間の空間で繰り返される呼吸を感じながら30秒から1分ほどホールドします。
起き上がる時は頭が最後になるように、腰から順に起き上がり、正座に戻ります。
コツとヒント
正座などで膝の痛みを感じる方は、膝の後ろ側にブランケットやタオルを挟んでみたり、無理にかかとにお尻をつけようとせず、お尻の下にブロックをおいて膝を保護して行うようにしてみましょう。
正座が無理な方や、オフィスなどでほんの少しリラックスのためにこのポーズを行いたい場合は、デスクやテーブルに向かって椅子に座り、椅子を少し後ろに引いて肩から腕が真下に下がるように調整をし、額をテーブルに置き行います。
リラックスポーズですので、呼吸を吐くたびに体の力が抜けてゆくイメージを持ちましょう。
首や肩が辛いと感じるようでしたら、額の下にブロックやブランケットを置いて、首と背中が安らげるポジションを探してみましょう。
禁忌と注意
膝に疾患がある方は、上記のヒントに従って無理のないように行いましょう。
痛みがある場合はやめておきます。
下痢をしている時、また妊娠中の方は避けましょう。
まとめ
身体と心のリラクゼーションに役立つ子供のポーズは、グループレッスン中に疲れを感じたり、戸惑いを感じた時のためのブレイクポーズです。
このポーズをとっている生徒さんを見かけると、「ご自身の心身のことをきちんと理解して、適切に休息を与えている方だな!」と感心します。
ヨガを楽しむ多くの方が、まだまだ自分のことをきちんと受け入れ理解することができず、無理にポーズに挑んだりして怪我に苦しんだり、ポーズにこだわることで葛藤しています。
ヨガの練習を深める上でも、このポーズを通して、自分自身を見つめ直すことが大切だと思います。
無理をせず、優しさや穏やかさを自分の心身に与えてあげましょう。